02/17/2011

夢のお告げ

「命に関わることなので、すぐにERに行って輸血をしてもらってください!!」 ・・・と電話口で突然言われたら、あなたは何を思いますか? (*ER=Emergency Room = 緊急治療室) こんにちは、Setsuです。みなさん心身元気にしておられますか? 月曜日に、そんな電話が私にありました。その朝、ほんとに嫌々行った病院で血液検査を受けた夜でした。病院から帰ってすぐにBedに直行してぐったりしていた私は、ただぼうううっとしてちょっとだけ「明日ではだめでしょうか?」とか言ってみたのですがやっぱり「いわゆる貧血がひどくてですね、ヘモグロビンがたいへん危険な状態の数値ですので、今日中に行ってください!」との返答でした。「・・はい。ありがとうございました・・。」とそっと電話をきって、そのまま横になった状態でまたぼううううっと。そしたら涙がこぼれてきて、ひとしきり泣いた後、うまく回らない頭で鞄に歯ブラシや着替えなど適当に思いつくものを詰め込んでタクシーに乗りました。 ここのところ自分でも尋常ではないと不安になるほどずっとふらふらの毎日だったので、タクシーの中でもちゃんと座っていられず、半分横になった姿勢で窓から見える流れるようなNYの街の明かりをただじっと見つめながらダウンタウンにある病院に着きました。嫌がる私をともかく説得して病院に連れて行ってくださり、結局は私の命を救ってくださった人たちが既に病院に先に到着して今か今かと待ってくれていました。ERでの検査でもやはり極度の貧血で緊急に輸血が必要という結果になり、そのまま入院することになりました。夜遅くまで付き添ってくれたみんなが帰ってから何時間か経った夜中の3時半過ぎに血液が届いたということで病棟に移され、輸血されました。ひんやりとした、だけどERにあるものに比べればふっくらとしたBedで、やはりひんやりとした針が腕に射され、隣で必死にこの世界にしがみついて "Help! Somebody help meeeee!!!!" と叫んでいるおばあちゃんの声を聞きながら一睡もできずに朝を迎えました。 そして、やっと昨日の夜退院しました。でも、ヘモグロビンの数値は結局1つしかあがらず、まだ普通の生活ができない状態です。なので、この「休む」ということがなかなかできない私が、今日は動けずただBedで横になっています。でも、結局眠れずにいます。ストレスと考え過ぎで頭痛がひどく、明け方から眠っていません。 小さい頃から体が大きいくせにひどい貧血で虚弱体質な私は、「なんでこんなに弱く生まれてきてしまったんだろう・・。」と学校に行けずに寝込んでいたおふとんの中でただ悔しくて涙をぽろぽろ流してました。ちょっと力が湧いてきたかと思った日の翌日、病院での3日目、一番体に厳しい日となるとは露にも知らず、早々に今日は退院できるのではないかと軽く考えていた私は、数時間に及ぶ検査で出血し、さらには昔から血管が細くてぜんぜん見つからず看護婦さん泣かせの腕は連日の採血と点滴と注射で穴だらけになって、もうどこをどうしても血管が見つからず針をぐりぐりと射され、あまりの痛さに思わず叫んでしまい必死に血管を探している看護婦さんと私の別の手を握ってくれていたDrの卵の方に申し訳なかったのですが意に反して涙がこぼれてきてしまったのでした。結局ふたりとも"Ohhh I'm so sorry sweetheart~~~ ;_;"と彼女たちまで涙目になりながらあきらめて鉄分の点滴はいったん中止。ひとりBedにぐったり残された私はその後なんだか自分の状況が急に悲しくなって子供のようにひっくひっく泣いてしまいました。 「今度は闘わないとだめだよ。勝たないとだめだよ。」そう彼は言いました。以前見た私の夢のことを言っているんです。実は、入院する前に続けて強烈な感覚をともなったビビッドな夢を見ました。私はめったに夢をみません。人は毎日夢を見るものと聞いていますので、だとしたら覚えていません。長い間睡眠障害があって、平均睡眠時間3時間です。お昼寝も性格上できません。その私が、まず最初に、仮面をかぶった全身真っ黒の車いすの人に向かってこられてどんっ!と押されて倒れこんだ夢。向かってこられた時に怖くて「きゃああ!!!」と叫び声をあげたのを覚えていて、隣で寝ていたBFが飛び起きて私を「どうしたっ!?だいじょうぶかっ!!??」と揺り起こしてくれました。実は彼こそ夢でメッセージを受け取るサイキックで、「う〜〜〜ん・・・ものすごく悪い夢だなあ。ともかく気をつけないと。」と言ってその夢を細かく解説してくれました。そして病院に検査に行って入院することになった前日の朝2度目のものすごくはっきりした夢を見たんです。それは子供達と地下鉄に乗って全く知らない駅で降りたら一緒にいるはずの知人がいなくて、出口を出た交差点で途方に暮れていたら突然数人の腕に入れ墨をしたごっつい男性たちが何人か現れて私たちを取り囲み、白昼、私の腕をむんずとつかんで子供達と引き離しどこかに連れて行こうとしているんです。子供達のことは別のその男の仲間が押さえていてお互いに必死になって腕を取り払おうとしているのですが、羽交い締めにされてどうにも逃げられません。連れ去られるところで目が覚めました。早速やはり隣にいたBFに夢の内容を話したらひとつひとつ説明をしてくれて「気をつけな。何か君に悪いことが起こる。病気になるとか。」と。その翌日私は緊急輸血・入院となったわけです。 で、先ほどの一言になるわけです。「今度は闘わないとだめだよ。夢の中で自分をコントロールしてなんとか闘って倒されないようにするんだよ。」って。夢の中で自分をコントロールして、ってあなた・・・そんなテクニック知らないんですけど(泣)。 ちなみにその彼はお守りのようにいくつか持っている剣で実際に夢の中でよく闘って窮地を凌ぎます。 夢の解釈はたくさんのところでされていますが、出てきたものや人は自分がそれに対してどう思っているかがKEYだとエドガー・ケイシーは言っています。蛇=お金持ちになる、とかではなくて、その人が蛇に対してどういう感情や印象を持っているかで解釈が変わるというものです。みなさんも参考にしてみてください。私のリーディングセッションでも何人かのクライアントさんに「夢日記をつけてください」というメッセージがありました。みなさんもいかがですか? 私は神様に何度か人生の転機という時に命を助けられています。そのひとつがWorld Trade Centerのテロによるアタック(私が働いていたオフィスは最初に飛行機が突っ込んだ1WTCの90階にありました)=離婚、そして今回、普通の会社勤めをきちんと辞めて天からいただいたライフワークへの本格的な転向という時に人様を通して命を助けてもらいました。これからもまだ生きて全うしなくてはいけないお勤めがあるということだと理解、感謝しています。 今回入院となった際に友人たちに同じことを言われました。「ともかく、他人のことより自分のことをまずケアしなさいっ!」と。自分がともかく最後、にずっとなっていました。ずっと時間とやらなくてはいけないことと責任、に追われていました。少しこの際ゆっくりと自分と向き合って、休む時は休む、リラックスする、自分をちゃんと労る、という練習をして行きたいと思います。そうしないと、せっかく機会をいただいても、今の私のように歩き出しても突然電池が切れてしまったように息ができなくなり目がかすみ、倒れそうになってワンブロックも歩けないことになってしまうのだと思います。ですから、今、走り続けている人、自分にいっさいの責任を負わせ自分に鞭打っている人、自分をおろそかにしてしまっている人・・・どうか私のようにならないように、まずは休める時はきちんと休んで、自分の為の時間を作ってみてください。今、必要なものはすべて与えられているのですから。 「酸素マスクはまず自分からして、その後大事な子供達や他の人たちにさせて助けるのよ。まず、自分が最初!」そう今回教えてくださった人がいました。ありがとうございます。 Whoever is not in his coffin and the dark grave, let him know he has enough.  ~ Walt Whitman 棺桶や暗い墓に入っていない人なら誰でもみんな、十分に与えられているのだと教えてあげなさい。  Love & Thanks, Setsu                       

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